リハビリテーション科

施設基準

(令和元年7月時点)

診察内容・特徴

病院の年間入院患者の約5割の方々に理学療法・作業療法・言語療法を提供しています。
一般病床では、急性期リハビリに重点をおき入院時から病棟スタッフ等との協働により、早期に離床や生活能力の拡大に努めています。平成29年の地域包括ケア病棟の増設に伴い、住環境の調整や介護サービスの検討などの退院支援にも積極的に取り組んでいます。また、訪問業務も開始し、高齢者や障害者の在宅生活の支援体制を構築中です。さらに各療法士は、それぞれの職能団体の活動や長崎県リハビリテーション支援センター等の地域活動にも積極的に取り組んでいます。(当院でリハビリテーションをご希望の方は、先ずは整形外科医または脳神経外科医、内科医の診察をお受けください。)

理学療法

理学療法は、脳卒中や様々な骨折、肺炎等の内科系疾患による廃用症候群に対し入院直後の急性期から積極的に介入し、ベッド上での呼吸訓練や手足の運動、起居動作などを行い早期離床と機能・動作能力の回復に努めています。最近では、高齢者の入退院時にはフレイル(虚弱)対策として体力や栄養状態の評価も行っています。また、外来リハビリでは一部の整形外科疾患において、ギプス除去後の手足の機能回復訓練や杖等の歩行指導を実施しています。

作業療法

当院の作業療法の対象疾患は主に脳神経外科疾患、上肢の骨折、内科疾患であり、日常の生活で必要な動作能力の習得を目的に介入しています。早期に生活歴を含めた在宅生活の状況を把握し“その人らしさのある生活”の獲得を目指しています。また、物事を考えて実行する能力(高次脳機能障害)や入院に伴う精神的に興奮した状態(せん妄)からの早期離脱など精神・認知機能に対する関わりに対しても積極的に介入を行っています。

言語療法

失語症、高次脳機能障害、構音障害、認知症などによるコミュニケーション障害の“言いたいことが言えない…”という悩みに、入院後の早期から支援する体制をとっています。また、高齢者に多い誤嚥性肺炎に対しても、口腔機能の回復・改善と早期離床を入院直後から介入をしています。そして『イスに座って食べる』を目標に、NST委員会や摂食嚥下委員会などの多職種と連携をとり栄養状態なども考慮しながら支援を図っています。長崎県高次脳機能障害者支援センターの協力病院としても登録しています。

地域包括ケア病棟

この病棟では、円滑な在宅復帰ならびに長期に渡り安全な在宅生活が送れるように…を目的に、早期から多職種の連携を基に支援をしています。ご家族さんなどにもご協力を頂きながら、PTでは屋外歩行や住環境の調整相談を、OTでは調理や入浴等の動作練習を、STでは誤嚥予防の介助指導などを積極的に実施しています。退院前には必要に応じて、ご本人やご家族、ケアマネジャー、在宅支援スタッフなどとご一緒に合同カンファレンスも開催しています。

実 績

入院患者の疾患別リハビリの内訳と
地域包括ケア病棟の利用状況

リハビリを受けた方の年齢の内訳

リハビリの依頼が多い疾患(入院患者)

脳血管疾患等リハビリ①脳梗塞  ②脳内出血  ③硬膜下血腫 等
廃用症候群リハビリ①誤嚥性肺炎 ②尿路感染症 ③心不全関連 等
運動器リハビリ①脊椎圧迫骨折 ②大腿骨転子部骨折 ③橈骨遠位端骨折 等
呼吸器リハビリ①誤嚥性肺炎 ②肺炎(細菌性,間質性等) ③肺気腫 等
がんのリハビリ①肺癌 ②直腸癌 ③大腸癌、前立腺癌  等

入院患者のリハビリ後の転帰

院外での発表、講演活動

(平成30年度)
PT佐々木遼

『ラット膝関節炎の急性期における寒冷療法の効果―適用温度の違いによる影響―』

PT佐々木遼

『寒冷療法の適用温度の違いがラット膝関節炎の腫脹や痛みにおよぼす影響』

PT佐々木遼

『運動と認知行動療法の併用が痛みの自己効力感の改善に奏功し,自宅退院へと至った一例』

PT佐々木遼

『急性期病院に入院した虚弱高齢者の痛みに関する実態-pilot study-』

PT小泉徹児

『病期ごとの理学療法の役割と課題(急性期)』

PT小泉徹児

『老年学(急性期理学療法)』

PT植田浩章

『急性期病院に転倒により骨折し入院となった高齢者の特徴(栄養状態に着目して)』

PT西本貴思

『帯状疱疹後神経痛に対する理学療法の考察』

PT清水彰宏

『長崎県下の地域包括ケア病棟の実態調査』

OT中島輝

『皮質脳内出血後にCIPを合併した患者に対する急性期作業療法』

OT真弓彩錦

『慢性疾患患者への趣味活動継続に向けた自己管理指導』

ST増田廣介

『言語の成り立ち、ブローカ野、ミラーニューロンについて』

ST増田廣介

『コミュニケーションと経口摂取の関係について』

ST増田廣介

『高次脳機能障害の理解と生活の再建』

ST増田廣介

『~有る学生の就職への道~行政・医療・教育現場で繋ぐ一歩一歩(就労施設のスタッフより)』

ST江口孝廣

『レッツ・チャットを用いてコミュニケーションの拡大を目指した症例』

助手 松尾彩音

『~有る学生の就職への道~行政・医療・教育現場で繋ぐ一歩一歩(当事者の立場から)』

スタッフ構成

(令和元年7月時点)