情報公開

DPC対象病院

当院の入院医療費について

平成21年7月1日から、入院診療費の計算方法が変わりました。
近年、日本における「急性期医療」は、「DPC(診断群別分類)」に基づく診療が主流になりつつあります。
平成21年4月、当院は、「DPC対象病院」として、厚生労働省から認可されました。これにより、平成21年7月1日から、入院診療費の計算方法が「DPC方式」に変わりました。

DPC方式になると?

これまでは、ご入院中に行なわれた投薬・注射・検査・レントゲン等の治療費用は、実施に応じて、全て請求させていただいておりました。(これは、「出来高払い方式」といいます。)
DPC方式になりますと、投薬・注射・検査・レントゲン等の治療費用は、実施に応じた費用ではなく、「一日当たりの入院費用」を請求させていただくことになります。

「一日当たりの入院費用」は、厚生労働省により、「それぞれの病気に対して、実施した治療内容とは関係なく、予め『一定額』が決められています。」
投薬・注射・検査・レントゲン等の費用は、一部を除き殆どの場合この『一定額』の中に含まれてしまいます。(これは、「包括支払い方式」といいます。)

ただし、内視鏡などの特殊検査・リハビリテーション・手術等は包括されず、これまでどおりの「出来高払い方式」になりますので、『一定額』とは別に費用を上乗せして請求させていただくことになります。
従いまして、平成21年7月1日以降、当院はDPC対象病院として、下記のとおり、入院診療費を「包括払い方式」と「出来高払い方式」を組み合わせた「DPC方式」で請求させていただくことになります。
なお、外来患者様の場合は、これまでどおり、全て「出来高払い方式」です。
詳しくは、医事課入院係にお尋ねください。

入院される患者様へのお知らせ

  • 現在、服用中のお薬をお持ちの患者様は、服用中の内服薬・頓服薬だけではなく、目薬・塗り薬・貼り薬・坐薬等の外用薬を含む全てのお薬をご持参の上ご入院ください(当院のお薬だけではなく、他病院やかかりつけ診療所の医師から処方されている全てのお薬を含みます。)
    なお、入院されて退院されるまでの間にお薬が足りなくなると思われる場合は、主治医とご相談の上、ご入院前に処方していただき、ご入院の際ご持参くださいますようお願いいたします。
  • ご紹介いただいた他病院やかかりつけ診療所において、検査やレントゲン等が行なわれていた場合、今回のご入院に必要なものは全てご持参ください。お分かりにならない場合は、入院されるまでに、かかりつけの主治医にご相談ください。
  • ご入院中に、今回のご入院と関連のない他の診療科のご受診を希望された場合、主治医の判断により、ご退院後の外来受診をお願いすることがあります。
  • ご入院後、病状や治療内容によって請求額が変動し(「DPC方式」の特徴)、差額が発生する場合があります。その場合は、ご退院時に前月までの支払額との調整をさせていただきます。 詳しくは、医事課入院係にお尋ねください。

Q&A

包括支払制度(DPC)では、入院している間の病名によって、1日当たりの入院費が決まります。従って出来高払い方式と比べて病名により、高くなる場合もあれば安くなる場合もあります。また入院日数によっても、1日当たりの入院費は変わってきます。

従来通り、高額医療制度の取り扱いについては変更がありません。

包括支払制度(DPC)の制度に該当する疾患であると主治医が判断した場合に対象となります。患者様の病気がこの制度の対象外である場合や、労災保険・交通事故等の自由診療で入院された場合は、この制度の対象外で出来高払い方式での計算になります。

主治医の判断により、ご退院後の外来受診をお願いすることがあります。

入院・退院の判断は医師が医学上の判断に基づいて行いますので医療の必要があるにも関わらず早く退院をお願いすることはありません。

包括支払制度(DPC)では、入院している間の病名によって、1日当たりの入院費が決まります。従って出来高払い方式と比べて病名により、高くなる場合もあれば安くなる場合もあります。また入院日数によっても、1日当たりの入院費は変わってきます。

従来通り、高額医療制度の取り扱いについては変更がありません。

包括支払制度(DPC)の制度に該当する疾患であると主治医が判断した場合に対象となります。患者様の病気がこの制度の対象外である場合や、労災保険・交通事故等の自由診療で入院された場合は、この制度の対象外で出来高払い方式での計算になります。

主治医の判断により、ご退院後の外来受診をお願いすることがあります。

入院・退院の判断は医師が医学上の判断に基づいて行いますので医療の必要があるにも関わらず早く退院をお願いすることはありません。

DPC臨床指標とは、DPCデータから全国統一の定義と形式に基づいて作成した指標のことで、病院の実態をあらわす診療実績とは異なるものです。DPC臨床指標の公開の目的は、皆様に当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことです。こうしたデータをもとに当院では、さらなる医療の質向上に向け、質改善活動を行っております。
当院では指標の公開にあたり、医療機関ホームページガイドラインを遵守しております。

DPC臨床指標

はじめに

対象

DPCデータによる病院指標(令和7年度)

医療の質指標

年齢階級別退院患者数​

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 – 15 46 37 60 158 267 592 574 306
昨年と比べ20代、50代、60代、70代の患者さんが増加しました。20代が倍増しましたが診療科に偏りはありませんでした。上記の数には集計ルールにより、地域包括ケア病棟のみに入院した患者さん、交通事故、労災の患者さんは含まれておりません。当院には急性期病棟(DPC病棟)と地域包括ケア病棟があり、急性期治療を行ったあとに地域包括ケア病棟で自宅や介護施設に安心して退院できるよう支援を行っています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 101 44.73 20.49 21.78% 86.98  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 50 37.48 13.42 20.00% 83.94  
050130xx9900x0 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 42 35.69 17.31 7.14% 87.07  
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし 41 27.95 16.10 7.32% 83.29  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 34 11.88 8.76 0.00% 76.91  

上位の5疾患は昨年と同じですが「胆管結石、胆管炎」以外の件数が増加しています。どの疾患も在院日数が長くなっており、平均年齢も若干高くなっています。合併症を多く持っている患者さんも多いため、地域包括ケア病棟を活用し患者さんの在宅復帰をサポートしています。

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 22 9.05 4.56 0.00% 70.73
060335xx0200xx 胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし 22 10.00 7.05 0.00% 65.64
060241xx97xxxx 痔核-手術あり 21 7.00 5.36 0.00% 64.00
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など)-腹腔鏡下胆嚢摘出術等 19 6.53 6.00 0.00% 61.58
060150xx03xxxx 虫垂炎-虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 16 6.00 5.36 0.00% 42.19

昨年と同様に鼠径ヘルニアと、2位と4位の胆嚢疾患が上位となりました。2024年から肛門外来を始め件数が徐々に増加しています。

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-手術なし 15 42.47 18.99 6.67% 82.67
070160xx01xxxx 上肢末梢神経麻痺-手根管開放手術等 – – 4.10 – –
160800xx99xxx0 股関節・大腿近位の骨折-手術なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 – – 13.22 – –
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 – – 24.75 – –
160760xx01xxxx 前腕の骨折-骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 – – 5.86 – –

整形外科では地域包括ケア病棟のみに入院する患者さんも多く、急性期病棟のデータを使用するこの統計では整形外科全体の件数よりも少なく表示されています。
昨年と同様に胸椎・腰椎の圧迫骨折が1位でした。大学病院と連携し手外科の専門外来を行っています。

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞-手術なし-処置2:4あり-副病:なし 102 26.96 16.51 29.41% 76.12
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし 71 18.66 9.62 16.90% 79.13
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-手術なし-処置2:なし-副病:なし 39 21.03 7.84 15.38% 73.87
010060xx99x20x 脳梗塞-手術なし-処置2:2あり-副病:なし 29 27.62 16.60 17.24% 78.03
010230xx99x00x てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし 26 13.85 6.63 7.69% 68.46

脳梗塞が1位と4位に入り、一番多い疾患となりました。1位と4位の脳梗塞の違いは「エダラボン」使用の有無です。全体的に全国平均より在院日数が長くなっていますが、当院の地域包括ケア病棟でリハビリを行い在宅復帰を支援しているためです。脳卒中に関しては多職種によるチーム医療と早期リハビリを行い、嚥下訓練にも力を入れています。

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 41 2.00 2.45 0.00% 72.61
110070xx03x20x 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:2あり-副病:なし 29 8.59 6.63 0.00% 74.10
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等-経尿道的前立腺手術等 26 10.00 7.77 0.00% 76.54
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患-その他の手術あり-副病:なし 15 11.27 7.14 20.00% 77.60
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 10 14.90 13.42 0.00% 74.70

前立腺癌の治療・検査目的入院が1位となりました。昨年より件数も増加しています。クリティカルパスを用い標準的で効率的な治療を行っており在院日数も全国平均より短くなっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 – – – – – – 1 8
大腸癌 – – – 12 – 32 2 9
乳癌 – – – – – – 1 8
肺癌 – – – – – – 1 8
肝癌 – – – – – – 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

大腸がんのみ表示されていますが、他の癌は10件以下のため「-」表示となっています。また、この統計での再発の定義は「自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合」となっています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 – – –
中等症 39 22.51 76.31
重症 – – –
超重症 – – –
不明 – – –

成人市中肺炎患者さん全体の約70%が中等症の肺炎でした。重症度が高くなるにつれ平均在院日数は長く、平均年齢は高くなる傾向です。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 142 33.15 78.14 27.75%
その他 31 30.23 77.45 3.47%

脳梗塞で入院する患者さんのほとんどは発症から3日以内です。昨年と大きな変化はありません。転院率は昨年より低くなり地域包括ケア病棟を利用し自宅退院へつなげています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 29 1.07 1.38 0.00% 69.24
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 18 1.67 21.06 0.00% 76.50
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 16 25.44 41.50 81.25% 78.13
K6871 乳頭切開 etc. 14 1.00 8.86 0.00% 74.71
K654 内視鏡的消化管止血術 – – – – –

内科で行われる手術は内視鏡を使った手術が主になります。昨年と同様に大腸ポリープ切除が1位でした。

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 42 1.52 5.91 0.00% 64.07  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 21 1.76 6.48 0.00% 70.14  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 16 0.75 4.25 0.00% 42.19  
K7432 痔核手術(脱肛を含む)(硬化療法(四段階注射法)) – – – – –  
K7435 痔核手術(脱肛を含む)(根治手術(硬化療法を伴う)) – – – – –  

上位3つは昨年と変わりません。痔核手術が2つありますが、K7432は硬化療法、K7435は根治手術です。このように手術の種類によってコードが分かれるため10件未満となり、「-」ハイフン表示となっています。

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1882 神経剥離術(その他) 12 0.08 8.92 0.00% 71.67  
K028 腱鞘切開術(指) etc. – – – – –  
K197 神経移行術 – – – – –  
K0462 骨折観血的手術(前腕) etc. – – – – –  
K0483 骨内異物(挿入物)除去術(前腕) etc. – – – – –  

整形外科では手外科専門による手術を多く行っています。地域包括ケア病棟に入院し手術を行うことも多いためこの統計には反映されず実際より少ない件数となっています。

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0132 分層植皮術(25cm2以上100cm2未満) – – – – –
K0152 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(25~100cm2未満) – – – – –
K0063 皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径 6㎝以上12㎝ – – – – –
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) – – – – –
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) – – – – –

形成外科で行う手術の中には同じ手術でも傷の大きさによって手術の名称やコードが変わるものがあり、また日帰り手術も多いため、この統計には反映されにくくなっています。

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 69 1.32 17.80 18.84% 79.86
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) 14 11.93 19.21 14.29% 77.57
K6101 動脈形成術、吻合術(頭蓋内動脈) – – – – –
K160-2 頭蓋内微小血管減圧術 – – – – –
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) – – – – –

慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が1位でした。局所麻酔で手術を行い1週間程度で退院が可能ですが、平均年齢も高くなっておりそれに伴い平均在院日数も長くなる傾向にあります。

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 37 1.14 5.65 0.00% 74.65
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 29 0.62 8.55 0.00% 76.72
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 25 0.92 8.08 12.00% 71.96
K797 膀胱内凝血除去術 – – – – –
K800-2 経尿道的電気凝固術 – – – – –

膀胱悪性腫瘍手術の件数は減少しましたが、経尿道的前立腺手術と経尿道的尿管ステント留置の件数が増加しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 – –
異なる – –
180010 敗血症 同一 – –
異なる – –
180035 その他の真菌感染症 同一 – –
異なる – –
180040 手術・処置等の合併症 同一 – –
異なる – –

上記4指標は重篤な主疾患の合併症として多くみられます。すべての症例で10件未満となっており、全退院患者に対する割合も少ないですがゼロにはできないのが現状です。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
149 93 62.42%

肺血栓塞栓症は突然死につながる重篤な疾患で手術後に起こりうるため、その予防として弾性ストッキングの着用や抗凝固薬療法を行います。周術期に行うこれらの予防行為は、急性肺血栓塞栓症の発生率を下げることにつながるためガイドラインに沿った診療プロセスが構築されているかを示す指標のひとつです。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
660 500 75.76%

各種感染症の治療前に血液培養検査を行うことが推奨されています。血液培養は確実に菌を検出するため、また1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、複数セット行うことが推奨されています。血液培養を行う際に2セット以上の検査が実施された割合を示しています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
200 171 85.50%

抗菌薬を適正に使用するためには細菌学検査を行い、どのような細菌が原因であるのかを調べることが重要です。そのため広域抗菌薬を使用する際は投与開始前に細菌学的検査を行うことが推奨されています。抗菌薬使用後では陽性率が著しく低下するためです。

転倒・転落発生率

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
48,452 92 1.90‰

入院中の転棟転落は、環境の変化や病気、治療、検査等様々な要因があります。当院では転倒転落アセスメントシートで評価し、転倒転落カンファレンスで発生した事例を分析し、必要な予防策・改善策を検討しています。また離床センサーベッドの導入や低床ベッドにするなどハード面からも発生予防に取り組んでいます。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
48,452 4 0.08%

転棟転落によるインシデント影響レベル3b以上とは以下のものをいいます。
レベル3b:濃厚な治療を要した
レベル4a:永続的な障害や後遺症が残ったが有意な機能障害や美容上の問題は伴わない
レベル4b:永続的な障害や後遺症が残り、有意な機能障害や美容上の問題は伴う
レベル5:死亡

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
185 185 100.00%

手術後の感染をできるだけ防ぐため、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬といいます。予防的抗菌薬の投与タイミングは感染制御の効果に重要な影響を及ぼし、手術開始1時間以内の投与が推奨されています。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
44,190 43 0.10%

褥瘡発生率は、入院中の患者さんに褥瘡が発生した割合を示す指標です。褥瘡とは寝たきりなどにより体重で圧迫されている場所の血流が滞って皮膚の一部が赤くなったり、傷ができてしまうことです。褥瘡は患者さんのQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど入院期間の長期化や医療費の増大にもつながります。当院では週1回の褥瘡回診と月1回の褥瘡対策委員会を開催し「褥瘡を発生させない」「早期治療」を目指しています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
1,628 1,614 99.14%

早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後の改善につながります。当院では週に1度、栄養サポートが必要な患者さんについてはカンファレンス、ラウンドを行い、栄養面からのフォローを行っています。

身体的拘束の実施率

退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
48,452 3,626 7.48%

身体拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見いだされるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないとされています。当院では毎日、ウォーキングカンファレンスを実施し、身体拘束最小化の取り組みを進めています。

行動計画

一般事業主行動計画

「次世代育成支援対策推進法」に基づき、社員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を 図り働きやすい雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。

令和2年4月1日~令和5年3月31日までの3年間​

目標1:育児休業に関する規程の見直しを行い、職員に対して内容の周知を行う​

現状の内容を見直した規程を施行し、職員に対して周知を行う
新病院に向けた規程の内容を再確認する。
移転後、内容をもとに職員へ周知するとともに状況確認を開始
確認した状況をもとに協議し見直し等の検討を行う

目標2:年次有給休暇の取得の促進のための処置の実施​

ワークライフバランスの継続
定期的に取得状況を各部に報告
取得状況の分析を行いながら人員調整他の処置を実施

目標3:所定外労働の削減のための処置の実施

労働時間短縮に向けた啓発
業務の見直しを行い効率化を目指す
所定労働時間前後の不要な労務の制限

女性の活躍推進に係る行動計画

女性の職業生活における活躍の推進に関する法律第15 条に基づき、より一層、女性の活躍を推進できるよう、次のように行動計画を策定する。

令和2年4月1日~令和5年3月31日までの3年間​

目標1:全職員の有給休暇取得率を25%以上にする​

年間5日以上の有給取得を確実に行うよう指導

有給を取得しやすいように職員補充や環境整備の見直し
年間の有給取得率を部署ごとに集計し再度見直し

目標2:全職員の残業時間を年間10%削減する

会議などを時間内で行うように指導
所定労働時間前後の不要な労務の制限
所定労働時間外の労務内容と時間を再確認し指導
公表項目数値・割合
管理職に占める割合男性38%
女性62%
平均勤続年数男性9年2ヶ月
女性12年2ヶ月

正規雇用労働者の中途採用比率

2018年度

54%

2019年度

47%

2020年度

45%