栄養部
栄養部について
当院栄養部では、「安全で美味しい食事の提供」という理念のもとに、入院患者様の病態、機能(能力)に合った食事の提供を行っています。
1994年より、給食業務は一部委託化され、食材発注・調理・配膳・下膳・洗浄などは、委託業者により運営されていま病院管理栄養士の主な業務内容は、栄養状態の評価と栄養管理、NST(栄養サポートチーム)運営、栄養相談(栄養指導)、糖尿病教室、実習生の受け入れ、入院患者様に提供する食事の献立作成等です。
管理栄養士は病棟担当制として、患者様の栄養状態の把握、患者様一人一人にあった栄養計画の作成・評価に取り組んでいます。
チーム協同では、NSTの他に、褥瘡、感染対策など、各委員会へ参加し他職種との連携を図っています。私達は管理栄養士として、患者様に何ができるか、また患者様は私達に何を期待し求めているかを素早くキャッチし、そしてサポートしていけるよう日々の業務にあたっています。
部署からのメッセージ
チーム医療の一員として、患者さん中心の栄養食事サービスを実践し、治療に貢献するよう努めています。今年度より徹底した衛生管理のもとにつくられるクックチル方式にてお食事を提供しています。
スタッフについて
現在の人員構成は、病院管理栄養士3名、委託職員は、管理栄養士1名、栄養士3名、調理師2名、調理員10名です。(2022.8.1現在)
お食事について
適時・適温
お食事の時間は、朝食8時、昼食12時、夕食18時、となっております。 食事は温冷配膳車を使用し、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく、適温で提供しています。
お食事の内容
管理栄養士が、それぞれの治療に合わせた食事基準を準備しています。
一般食
常食、軟菜食、7分粥食、5分粥食、3分粥食、流動食、小児食などで、特に医師から食事内容について制限のないお食事です。
特別食
エネルギー制限食、塩分制限食、脂肪制限食、蛋白質制限食、術後食、潰瘍食、貧血食、低残渣食、経管栄養食、検査食、などがあります。
※常食・貧血食の患者さまには、「選択メニューの日」に、選べる献立を提供しています。
≪1回/週、昼食と夕食に実施≫
行事食
月に1~2回行事食を提供しています。
★お正月、節分、ひな祭り、花まつり、こどもの日、創立記念日、七夕、土用丑の日、お月見、クリスマス、大晦日など
お食事の相談
管理栄養士が患者さまのベッドサイドへ訪問し、入院中の食事について随時相談をお受けします。(食事摂取量・栄養状態の低下、食物アレルギーなど)
栄養食事指導
近年、生活習慣病患者は増加傾向にあり、治療には、食事療法が第一原則であると考えています。食事療法が必要と思われる患者さまには積極的に栄養指導を行っています。また低栄養や、がんで食欲低下している場合、また飲み込みが気になる(嚥下機能低下)患者様にも主治医、看護師、他スタッフと連携を取りながら、栄養介入を行っています。
入院栄養食事指導
退院までに栄養療法に関する知識を身につけられるよう、食事内容・それぞれの疾患に対する食事療法の注意点などを説明します。
外来栄養食事指導
食事療法が必要な患者さまに行います。患者さまからの栄養指導の依頼も歓迎しております。ご希望の方は主治医にお申し出下さい。
集団栄養食事指導
糖尿病教室を行っています。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士などの多職種が、糖尿病の正しい知識や情報を提供しています。管理栄養士は、「糖尿病の食事療法について」の全般のお話をしています。毎週水曜日の午後1:30~外来待合室にて開催しています。
※その月によって、開催される日程が変更されますので、詳しくは、栄養部、または外来看護師までお問い合わせ下さい。
※現在は、コロナウイルス感染拡大防止のため、集団指導はお休み中です。
栄養補助食品・経腸栄養剤の検討・提案、嚥下食の対応
食欲の低下している患者様の必要栄養量を満たすための栄養補助食品の検討・提案、及び、経口摂取が不可能な場合の経腸栄養剤の検討・提案を行っています。
また、摂食機能障害を有する患者様に対して、個々の症状に応じた食事を、医師の指示の下に言語聴覚士、看護師等と食事内容について話し合いながら提供しています。
学会・研究会活動
栄養や食事、食生活に関する専門家として栄養食事療法や栄養管理等の関連の学会や研究会に参加し、研鑽に励むとともに、最新の情報を取り入れ日常業務に活かしています。また、研究・活動の発表を行っています。
- 日本病態栄養学会(病態栄養専門管理栄養士)
- 日本糖尿病学会(糖尿病療養指導士)
- 日本褥瘡学会
- 日本臨床栄養代謝学会
- 長崎地域糖尿病療養指導士認定委員会