10月13日、新人看護師を対象にKYT(危険予知訓練)研修を開催しました。
KYTは、危険のK、予知のY、訓練(トレーニング)のTをとったもので、安全文化を医療現場に芽吹かせ、育て、定着させていく方法の一つです。KYTは、未知の思いもよらない危険を予知する想像力を育てるのにも効果を発揮します。
グループワークでは、訓練用のイラストシートに描かれた状態・状況に潜在している危険を予測する練習を繰り返し行いました。参加したメンバーがそれぞれの視点から考え、話し合って危険要因の発見を進めることができました。みんなの意見を聴くことで、一人だけでは考え付かないようなアイデアが出てくることもあります。
KYTの効果には、リスクセンスや集中力、問題解決能力、実践意欲を高める他、職場風土を醸成することも担い、知識として『知っている』ものを実際に『できる』ものにするスキルアップも期待できると考えられます。現場の安全文化の醸成に繋げていきたいと思います。